シグネチャーパビリオン5つ目は、 福岡伸一プロデューサーの 「いのち動的平衡館 ~Dynamic Equilibrium of Life~」😊
動的平衡館? 「動的平衡」って何だろう?? 調べてみました💻
~大阪・関西万博(EXPO2025)~ いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives) 開催期間:2025年4月13日(日)~10月13日(月)184日間(9時~22時) 開催地:夢洲(大阪市此花区)
いのちを知る「いのち動的平衡館 ~Dynamic Equilibrium of Life~」
いのちを知る「いのち動的平衡館 ~Dynamic Equilibrium of Life~」です
パビリオンの場所はどこ?
パビリオンの場所は、このマップの「⑤」の場所👇

おとなりが、河森正治プロデューサーの「いのちめぐる冒険」です
プロデューサーは?
「いのち動的平衡館 ~Dynamic Equilibrium of Life~」は、生物学者・青山学院大学教授 福岡 伸一(ふくおか しんいち)さんがプロデューサーをつとめるパビリオンです
福岡伸一さんが書かれた本はたくさんあり、その中でもサントリー学芸賞、および中央公論新書大賞を受賞した『生物と無生物のあいだ』は、67万部を超えるベストセラーとなりました📕
ほかにも『動的平衡』シリーズや坂本龍一さんとの共著「音楽と生命」(2023年)を発売!こちらの本には、ハカセ(福岡伸一さん)と教授(坂本龍一さん)が、生命と音楽を語った対談がおさめられています📚
そして、福岡プロデューサーは、フェルメールが大好き💓ご自身で美術展を開催されるほどだそうです!
テーマ「いのちを知る」
いのちはうつろいゆく流れの中にある。
私たち生命の身体は、つねに動的な状態にあり、物質、エネルギー、情報が絶えず流れ込み、一瞬、流れの中に浮かぶ淀みのような秩序を作り出し、すぐにまた流れ去る。
秩序は、宇宙の大原則である「エントロピー増大の法則」に従って、無秩序になる方向にしか動かない。しかし、生命だけは、この法則に抗って、自らを率先して分解し、同時に作り直すことによって、なんとか秩序を維持しようとしている。これが生命のもっとも重要な本質、動的平衡である。フランスの哲学者アンリ・ベルクソンが言った「坂を登ろうとする“努力”」である。とはいえ、動的平衡も、宇宙の大原則に抗えども、これに打ち克つことはできない。
生命はやがて秩序を失い、大きな自然の循環の中に戻る。つまり個体の生命には有限性がある。有限があるがゆえに生命は輝く。そして有限ではあるものの、無限の生命連鎖に連なる。私のパビリオンでは、この生命の動的平衡を体感してほしいと願って、建築計画を進めた。パビリオンでは、生命が動的平衡を保ちながら、うつろいゆく流れの中で、ひととき自律的な秩序を表す姿を体現している。それは、ふわりとした細胞膜が形態形成を果たす途上の、一瞬のいのちのゆらめきに見えるかもしれない。
プロデューサー 福岡伸一
引用:いのち動的平衡館ホームページより
福岡プロデューサーが提唱されている「動的平衡」という概念を表した動画です👇
「動的平衡」とは、絶え間ない流れの中で一種のバランスが取れた状態のこと
人間は個体ではなく液体で、絶えず分解(自分自身を壊しながら)しながら、合成(環境から物質やエネルギーが流れ込む)している
(↑の動画、細かい粒子が集まって粒が大きくなって一瞬は人の形になる、そして細かい粒子として流れていく。「分解」「合成」している様子がわかりやすいです。)
人間の身体を構成しているものをジグソーパズルに例えると、ジグソーパズルのピースが外れて(分解)、また同じ部分に同じ形だけれども違うピースがはめ込まれる(合成)ような感じとおっしゃっていました《相補性(そうほせい)》
そして、1年たつと自分の中身は全部入れ替わってしまうそうで、福岡プロデューサーは「1年前の自分は違う自分、1年前にした約束なんて守らなくてもいいんです(笑)」とおっしゃっていました🎉
ずっと変わらず自分の身体が存在しているのだと思ったけれど、実際はいろいろ入れ替わっていたなんて!ほんとうに不思議です!!😲
今回も落合プロデューサーのnull2の時と同じで、自分では理解しているつもりなのですが、うまく言葉にまとめられなくてすみません…(よくわからないよ💢という方はこちらの動画の福岡Pの説明を聞いてみてください🙇「万博教室 in 近畿大学 vol.2」で話されている動画です👇)
どんなパビリオンになるの?
展示内容は?
「いのち動的平衡館」は、38億年の長い生命史をギューっと10分に凝縮して体験することができるパビリオンです😊
パビリオン内部には、直径10m×高さ2.5mの立体的なシアターシステムを設置!
38億年間、生物が協力しながら一度も途切れることなくバトンタッチされ続けてきた『動的平衡』を、光の粒子の一大ショーで表現します✨
来館者は、32万個ものLED電球を使用したシアターをみんなで取り囲んで見るそうです👀(まるで焚火を囲むかのように🔥)👇

そして、自分の身体が光の粒子となり、生命の「動的平衡」を体感することができる展示になるそうです!
所要時間は入館後15分ほど⌚
福岡プロデューサーは、万博終了後この展示をもって全国行脚をされるとおっしゃっていました🏃♂️
NTTパビリオンとつながる?
いのち動的平衡館は、NTT Pavilionと「未来の電話」でつながるそうです☎
「未来の電話」は、視覚・聴覚だけではなく、触覚も使う電話📞 電話の相手がジャンプするとこちら側に振動が伝わるらしい!ぜひ試してみたいです
外観デザインは??
パビリオンの建築コンセプトは「うつろう建築」

高さは約8.8m
薄い細胞膜が大地にふわりと降り立ったような柔らかな膜構造をした建築物(マンタみたい!)
柱は一本もなく、周りを巡っているリングのテンションだけで立ちあがっているそうです😲
「いのちの動的平衡館」を建築されたのは、建築家の 橋本 尚樹(はしもと なおき)さんです
橋本さんの代表作品を抜粋 👉 丹波山(たばやま)村庁舎(山梨県北都留郡)・玉造幼稚園(千葉県成田市)
NHA|Naoki Hashimoto Architectsさんのホームページはこちらです👇
シグネチャーイベントはいつ?
福岡プロデューサーのシグネチャーイベント、詳細はまだ公表されていません(2024/12/5現在)
公式サイトはこちら
シグネチャーパビリオンは全部で、8パビリオンあります😊
シグネチャーパビリオンは、いのちに関する8つのテーマで作られます!!
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